未来への希望
たまたま、YAHOO!ニュースで、こんな記事を目にしました。
news.yahoo.co.jp
養老孟司さんと児童精神科医の宮口幸治さんとの対談で
「医療少年院で、子ども同士に教え合いをさせたら、
がぜんやる気になった」という内容です。
宮口さん曰く、
”「人が一番幸せを感じるのは、人の役に立つことなんだ」ということです。
非行少年に限らず、人は誰かに何かをやってもらうより、
自分が助けてあげることに喜びを感じるのだと思います。”
問題を起こす子供は、支援者がいなければそのまま置き去りにされてしまいます。
そして、鑑別所で初めて認知機能などの障害があったことがわかることも多いようです。
宮口さんは
「彼らが非行に走ったのも、一因に認知機能に問題があって授業を理解することができず、
学校に嫌気がさしたからではないかと考えるようになりました。」
と語っています。
授業についていけないのは悪いことと認識されがちですが
悪いこと、ダメなことと決めつける前に大人がやるべきことが
他にあるような気がしました。
それでも宮口さんが熱意を持って少年たちの指導にあたっていることが
未来への希望につながりそうな、そんな小さな幸せの芽を見つけた気持ちになりました。
皆、誰かに必要とされる存在です。
世界から非行少年とよばれる子供たちにも
必要な手が差し伸べられる、そんな世の中になるよう
祈りを込めて。